珪藻土壁のデメリット4つ
珪藻土壁のデメリットとは
今、お部屋のカベに塗る自然素材として注目を集めている珪藻土(けいそうど)ですが、
今回はこの珪藻土壁のデメリットなどをお話していきたいと思います。
珪藻土は、バスマットの素材として使われて注目を集めていますね。
お風呂上りに、塗れた足の裏を珪藻土のマットにつけると、
すぐに水分を吸収してくれて、なおかつマットの方もすぐに乾いてしまいます。
珪藻土のメリットは、この吸湿性にあると言えるでしょう。
この自然素材である珪藻土をお部屋の壁に塗ればどうなるかは、
バスマットの効果を見ることでお分かり頂けると思います。
お部屋の湿度を上げたり下げたりという調湿性が珪藻土壁の魅力の一つなのですが、
デメリットはどんなところにあるのでしょうか。
珪藻土壁のデメリット
・塗った後の表面がざらざらした仕上がりになる
・自ら固まる性質はない
・壁に塗るという歴史は浅く、30年前くらいからはじまった
・歴史のある建築物や世界遺産などには使われていない
ということが挙げられます。
考え方によってはデメリットととらない場合もありますが、
ひとつずつ説明していきます。
珪藻土壁のデメリット・塗った後の表面がざらざらした仕上がりになる
同じ自然素材の塗り壁である漆喰(しっくい)が、仕上がりがつるつるであるのに対して、
珪藻土壁は比較的ざらざらとした仕上がりになります。
どのような壁の見た目を好むのかによりますので、
ざらざらとした質感が漆喰よりも珪藻土の方がいいという場合もありますが、
お家に小さいお子さんがいらっしゃる場合は、
壁に体をこすってしまうと多少の痛みを感じてしまうかもしれません。
珪藻土壁のデメリット・自ら固まる性質はない
こちらも漆喰との比較ですが、漆喰が自ら固まる性質があるのに対し、
珪藻土は自ら固まる性質がないため、固化材を入れないといけません。
ホームセンターなどで売っているDIY用に作られた珪藻土は、
壁塗りの素人さんでも塗りやすいように固化材が多く入っている場合があります。
調湿性で漆喰よりも優れるといわれる珪藻土ですが、
固化材の量が多く含まれる市販の珪藻土に関しては、
調湿性が存分に発揮されていない可能性があります。
珪藻土壁のデメリット・壁に塗るという歴史は浅く、30年前くらいからはじまった
こちらは、「新しい自然素材」と考えればデメリットではなくメリットになるかもしれません。
しかし、漆喰の壁材としての歴史がピラミッドのころから続いていることを考えると
30年という歴史は少々浅いものになります。
珪藻土壁のデメリット・歴史のある建築物や世界遺産などには使われていない
壁材としての歴史が浅い分、歴史のある建造物に珪藻土はほぼ利用されていません。
壁材としてどれくらいの耐久性があるか、どれくらいもつものなのかは、
現段階ではあまりデータがないといえます。
とこのように、今回は珪藻土壁のデメリットを書きましたが、
カラーバリエーションが豊富なところや、吸湿性にすぐれたところなど
珪藻土壁にはたくさんのメリットがあります。
メリットとデメリットを考えながら、
お家の壁をどうするかを楽しみながら考えてみてください。
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